頭痛の種類を知って、
適切な対処をしていきましょう
働き盛りの年代を中心に、頭痛は多くの方を悩ませている症状といわれています。
なぜ頭痛になっているのか原因がわからず、薬以外の対処法を知らない方も多いのではないでしょうか?
慢性的な頭痛は主に3つの種類に分けられ、各々で正しいケアの方法も変わってきます。
まずはご自身の頭痛のタイプを確認することから、対策を始めていきましょう。
こちらのページでは頭痛のタイプ別の原因と症状、タイプ別に行える頭痛の対処法・予防法をわかりやすくご紹介しています。
長年の頭痛でお悩みの方は、ぜひご参照ください。
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目次
このようなお悩みはありませんか?
こちらのページを読むことで、次のようなお悩みの解決が期待できます。
- 目の疲れから、頭痛を生じることがある
- こめかみがズキズキと痛む
- 片頭痛と言われたが対処法がわからない
- 頭痛から吐き気を感じることがある
- 気圧が低下すると、頭痛で動けなくなる
- 毎日決まった時間に目の奥が激しく痛む
- なぜ頭痛になるのか、原因がわからない
- 頭痛を解消したいが、薬には頼りたくない
慢性的な頭痛は
3つのタイプに分けられます
緊張型頭痛の原因と症状について
緊張型頭痛は、慢性的な頭痛の中で最も患者数が多いタイプといわれています。
特に働き盛りの年代が発症しやすい傾向にあります。
●緊張型頭痛の主な原因
緊張型頭痛は、首や肩まわりの筋緊張による、頭部の血行不良が主な原因と考えられています。
循環が低下することで、発痛物質が生産されてしまうためです。
日常生活において、緊張型頭痛を起こすのは、次のような要因が挙げられます。
・長時間の不良姿勢
背中の丸まった猫背では、前方に偏移した頭部を支えるために、首から肩周辺の緊張が強まりやすくなります。
また猫背に加えて、長時間同じ姿勢が続くことも、血行の悪化につながると考えられています。
日常では、「デスクワークでのパソコン作業」「スマホの操作」「読書、勉強」などで、前のめりの姿勢が続く傾向にあります。
・眼精疲労
目の疲労からこめかみや後頭部の緊張につながる場合があります。
また、パソコンやスマホの画面から発せられるブルーライトは、交感神経を刺激するといわれています。
交感神経が優位に働くと、全身の緊張が強まりやすくなる傾向にあります。
・精神的なストレス
環境の急激な変化や仕事のプレッシャーなど、精神的なストレスは、自律神経の乱れを引き起こすといわれています。
交感神経の働きから血管が収縮し、頭部の血行不良を起こすことが考えられます。
●緊張型頭痛の主な症状
・後頭部付近の痛み、重だるさ(両側に出やすい)
・頭全体の締め付けられるような痛み
・めまい、目の奥の痛み
・一週間ほどダラダラと痛みが続くこともある
・ひどくなると吐き気を催すことがある
緊張型頭痛では、日常生活に支障が出るほどの強い痛みはみられないといわれています。
また、片頭痛のようなズキズキとした拍動性の痛みは、緊張型頭痛には生じないと考えられています。
片頭痛の原因と症状について
片頭痛は、若い女性に発症しやすい頭痛だと考えられています。
心臓の鼓動に合わせてズキズキと痛むことが、片頭痛の大きな特徴です。
●片頭痛の主な原因
片頭痛は、「脳の血管の急激な拡張」が主な原因に考えられます。
血管の拡張にともない、こめかみ付近を走行する三叉神経が刺激されてしまうためです。
しかし、明確なメカニズムは現在のところわかっていません。
日常生活において、片頭痛を引き起こす要因には、次のものが挙げられます。
・ストレス
ストレスから解放されたタイミングで、片頭痛が起こってしまうおそれがあります。
安心感から副交感神経が働き、血管の拡張につながると考えられているためです。
また、ストレスが三叉神経の刺激になるというメカニズムも考えられています。
・過労、睡眠不足、寝すぎ
ストレスに加えて疲れが溜まっていると、片頭痛が生じやすくなります。
また、睡眠不足や寝すぎも、脳へのストレスになることが考えられます。
・気圧の急激な変化
片頭痛は、雨の日や台風など、気圧が下がるタイミングで生じやすいです。
身体にかかる圧力が低下することで、血管の拡張につながるのではないかと考えられています。
そのほかにも、「食事(赤ワイン、チョコレート、チーズなど)」「空腹」「女性ホルモンのバランスの崩れ」なども、片頭痛の誘因に挙げられます。
●片頭痛の主な症状
・片側のこめかみに脈打つような痛み
・頭を傾けると痛みが悪化しやすい
・起き上がれないくらいの痛みになることもある
・光や音に敏感になる
・「閃輝暗点」と呼ばれる、視界の中に光が出現する前兆症状がある
・月に1,2回の頻度で発生する
・1回の頭痛は4時間〜72時間ほど継続する
・吐き気を催し、実際に嘔吐してしまうこともある
群発頭痛の原因と症状について
群発頭痛は患者数が少なく、稀な頭痛といわれています。
発症する方の多くが若い男性であり、慢性頭痛の中で最も強い痛みをともないます。
●群発頭痛の主な原因
群発頭痛の原因は明確になっていません。
しかし、次のようなメカニズムが考えられています。
・血管の拡張による三叉神経への刺激
・脳の視床下部への刺激(自律神経の乱れ)
などです。
日常生活における、群発頭痛の誘因には、次のものが挙げられます。
・不規則な生活習慣、睡眠不足
生活リズムの乱れや睡眠不足は、視床下部への刺激になることが考えられます。
・アルコール、運動、入浴
アルコールや運動、入浴などで血管を拡張させると、群発頭痛につながる場合があります。
また、因果関係はわかっていませんが、タバコや気圧の急激な変化も群発頭痛の誘因になると考えられています。
●群発頭痛の主な症状
年に1〜2回ほど発症し、1〜2か月ほど継続する「群発期」になると、毎日同じ時間帯(夜間・睡眠時が多い)に痛みが出てきやすいとされています。
また群発頭痛には、次のような痛みの特徴があります。
・片方の目の奥に激痛が走る(ドリルでえぐられるような痛みと形容されることもある)
・痛みが出ている方の目が充血し、涙や鼻水が出てくることもある
・痛みはこめかみや額まで広がることがある
・15分〜3時間ほど痛みが継続する
・群発期以外では、痛みが出ることはない
タイプに合わせた頭痛対策について
頭痛の種類別に行える対処法・予防法
原因と症状から、あなたを悩ませる頭痛がどの種類かわかりましたか?
今度は頭痛の種類別に行える、対処・予防法を確認していきましょう。
●緊張型頭痛
・温める
ホットパックや蒸しタオルなどを当てて、首まわりを温めましょう。
また、首や肩のコリ感がある場合には、お風呂で湯船に浸かることをおすすめします。
心身がリラックスできるよう、38〜40度ほどのぬるめのお湯に、時間をかけて浸かりましょう。
・ストレッチする
お風呂上がりにストレッチを行い、首や肩まわりの緊張を緩めましょう。
緊張型頭痛には、「頭を横や前、後ろに倒して、首から肩にかけての筋肉を伸ばすストレッチ」が有効とされています。
●片頭痛
緊張型頭痛と片頭痛がわかりにくい場合は、「お辞儀テスト」があります。
お辞儀をして数秒後に痛みが悪化すれば片頭痛であり、痛みが特に変わらなければ緊張型頭痛と考えられています。
・こめかみを冷やす
片頭痛では、濡れタオルを痛みのある箇所に当てて冷やしましょう。
また反対に、痛みがある時期には、運動や湯船に浸かった入浴は控えることをおすすめします。
・ゆっくりと休息する
片頭痛は身体を動かすと、痛みが悪化しやすくなっています。
照明を落とした静かな部屋で、ゆっくりと休むようにしましょう。
●群発頭痛
・禁酒、禁煙
アルコールやタバコは、群発頭痛の引き金になるといわれています。
群発期は、禁酒、禁煙を心がけてください。
・生活習慣の改善
生活リズムの乱れは、群発頭痛の主な原因に考えられます。
起きる時間と寝る時間を一定にして、規則正しい生活を心がけましょう。
また、睡眠の質を高めるためにも「朝日をしっかりと浴びる」「寝る前にはスマホやパソコンの画面を見ない」「寝る90分前に入浴で身体を温める」といった点を意識してみてください。
・医療機関に行く
群発頭痛の痛みは非常に激しく、通常の頭痛薬では対処が難しいとされています。
毎日決まった時間帯に痛みが出る場合は、早めに医療機関に行くことをおすすめします。
アシスト整骨院の【頭痛】
アプローチ方法
当院では頭痛の原因の多くは首、肩から背部の筋緊張によるものと考えています。
緊張が起きてしまう要因として、不良姿勢、自律神経の乱れ、血行不良などさまざまなものがあります。
噛みしめ、歯ぎしりで寝ている間に緊張してしまう方も多くいます。
施術は手技療法をメインに、しっかりと緊張している筋肉をもみほぐし、つらさを和らげていきます。
緊張している所を温めることも血流改善につながり有効です。
状態をみて可能であれば骨格調整を行い姿勢改善を目指します。
著者 Writer
- サカモト ユウサク
坂本 勇作 - 【資格】 柔道整復師
【生年月日】 1984年9月7日
【血液型】 A型
【出身地】 埼玉県
【趣味】 映画鑑賞、お城巡り
【得意な施術】 骨格矯正、首・肩の症状
▼患者様へひとこと
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